■記念講演 |
「演劇が育む一人で立つ力、支え合う力」 |
◎講師 演出家/鳥の劇場芸術監督
中島 諒人(まこと)先生
◎出演 鳥の劇場
【プロフィール】
中島諒人 先生
1990年東京大学法学部卒業。大学在学中より演劇活動を開始、卒業後東京を拠点に劇団を主宰。
2004年から1年半、静岡県舞台芸術センターに所属。2006年より鳥取で廃校を劇場に変え、「鳥の劇場」
をスタート。二千年以上の歴史を持つ文化装置=演劇の本来の力を社会に示し、演劇/劇場の深い価値が
広く認識されることを目指す。芸術的価値の追究と普及活動を両輪に、地域振興や教育分野にも関わる。
利賀演出家コンクール2003最優秀演出家賞(2003)/鳥取市文化賞(2008)/芸術選奨文部科学大臣新
人賞(2009)/鳥取県文化功労賞(2015)
鳥取大学非常勤講師/日本BeSeTo委員会代表/鳥取県教育委員/公益財団法人舞台芸術財団演劇
人会議理事
鳥の劇場
2006年に演出家・中島諒人氏を中心に設立。鳥取県の山間地域鳥取市鹿野町で、廃校になった幼稚園・
小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運
営する劇場として、現代劇の創作と上演を中心に、国内・海外の優れた舞台作品の招聘、舞台芸術家との交
流、他芸術ジャンルとの交流、教育普及活動などを行っている。また2008年から、地域や行政との協働によ
る演劇祭「鳥の演劇祭」を毎年9月に開催。国際交流も広く進めており、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世
界各国のアーチストが活動。2010年、13年、16年には日中韓三国の演劇祭「BeSeTo演劇祭」も開催。舞
台芸術家のための創作の拠点として、全国、海外に開かれた場となることを目指している。
利賀フェスティバル、ふじのくに⇄せかい演劇祭、シビウ国際演劇祭などの演劇祭にも招聘。県外や海外
でも活動を行う。代表作は『老貴婦人の訪問』、『天使バビロンに来たる』(デュレンマット)、「剣を鍛える話」
(魯迅)、「誤解」(カミュ)、「熊野」・「葵上」(三島由紀夫)、「白雪姫』(グリム)など。
2011年度国際交流基金地球市民賞受賞。 |
|
■基調講演 |
「幼児教育の今後」 |
◎講師 白梅学園大学大学院特任教授
子ども学研究所長
無藤 隆 先生
【プロフィール】
東京大学教育学部卒業、聖心女子大学、お茶の水女子大学を経て、現職。
専門は、発達心理学・教育心理学・幼児教育・小学校教育など。
社会的活動として、日本発達心理学会・元会長、日本質的心理学会・元会長、文部科学省中央教育審議
会委員、内閣府子ども・子育て会議会長、保育教諭養成課程研究会理事長、国立教育政策研究所上席フェ
ローなど。
主な著書に、「幼児教育のデザイン」(東京大学出版会)、「認定こども園の時代」(共著、ひかりのくに)、「は
じめての幼保連携型認定こども園教育・保育要領ガイドブック」(フレーベル館)、「保育のこつ50」(フレーベ
ル館)など。
|
|
|